次男がモンテッソーリ教育を取り入れた園に通っていることを前にお話ししました。
本場のようなしっかりとしたモンテッソーリではなく、モンテッソーリの考えを取り入れている保育園です。
本場のようなモンテッソーリも体験させてあげたいなと思いますが、残念ながら近辺にモンテッソーリ子供の家がないので、私は保育園から教えてもらう他、DVDを観たり、本を読んで学んでいます。
モンテッソーリも日本で大分周知されてきて、本が沢山並ぶようになりましたね!
少し前になりますが、映画「モンテッソーリ子供の家」も上映されていました。上映中は行くことが出来なかったので、最近DVDを購入しました。
DVDを見て、実際のモンテッソーリ教育の風景に改めて感動しました。子供のことをここまでしっかりと観察し、助言してくれる教師のいる「こどもの家」がとても素敵です。
子供の大切な敏感期を逃さないために、教師は1人1人と真剣に向きあいます。
とても素敵なDVDでしたので、そちらの内容も踏まえてお話しますね。
モンテッソーリ教育の本で0歳児からおすすめ3選!
モンテッソーリ教育について おすすめDVD!
家でモンテッソーリ教育を取り入れるためのコツ!
まとめ
モンテッソーリ教育の本で0歳児からおすすめ3選!
最近実際に読んでみて、とても良かったお勧めの本を紹介しますね。
0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす! (単行本)
こちらの本は、0歳から実践できることがわかりやすく書かれており、0歳児からモンテッソーリ教育を実践したい!という方にはおすすめです。
評判もとても良いですね!バイブルにしていらっしゃる方もいるので、お子様がまだこの年齢に該当する方は是非読んでみる価値があります。
子供を伸ばすアドラーの言葉 子供を伸ばすアドラーの言葉モンテソーリ教育の本ではないのですが、考え方はモンテソーリに似ています。
初心者でも理解しやすく、頭に入っていきます。
最近アドラーの本を数冊読みましたが、考え方が素晴らしいですね!
子どもが幼いうちから大人が読んで頭に入れておきたい良書です。
とはいっても育児で忙しい中なかなか本を読む時間を取れないですよね。
私も仕事もしている為、こどもが小さい頃から本を読む時間をオーディブルに頼っています。
通勤時間が30分と長めなので、車の中で常にかけ流しています。
是非活用して、子供の成長のためにも沢山の知識を吸収していきたいですね!
お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる
お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる
こちらはオーディブルには入っていなかったのですが、kindleで読むことはできます。読み放題にも含まれていました。
子供が成長するための大切な時期を詳しく書いてくれていますので、なるべく子供が小さいうち、0歳児から読んで頂きたいです。
質問形式になっているところが多くモンテッソーリを優しく理解することが出来るため、長年読み継がれている、とても評判の良い良書です。
モンテッソーリ教育について おすすめDVD!
本場のようなモンテッソーリ教育をしようとすると
教師もしっかり勉強し教師全員が同じ志と高い質が必要です。
日本の教育でもそうですが、教師によってあまりにもやり方に違いが生じてしまうと、子供は戸惑ってしまいます。
本場のモンテッソーリってどんな感じなのかなと思う方にお勧めなのが
映画「モンテッソーリ子供の家」
現在は販売終了となってしまった可能性がありますが、モンテッソーリに興味のある方々の中でとても話題になった映画ですよね。
内容は、子供の自然な動きが撮影されており、子供の家での活動の様子がしっかり伝わってきます。
本当に可愛い普通の子供たちが沢山出演するのですが
大人から見てこれはちょっとまだ難しいのかなと思い、与えるのを躊躇しそうな教具も、子供たちは好奇心を持ち真剣な眼差しで取り組みます。
子供は大人が思っているよりも凄い力を持っていることを改めて感じます。
このDVDを観ていると、自分の子供をもっと信頼し、もっと伸ばしてあげたい!と感じるかもしれません。
私が感動したのは、モンテッソーリ教師が子供たち一人ひとりを真剣に観察する様子や、子供たちが教具にスムーズに取り組めるように工夫していたり、過ごしやすい環境をしっかりと整えていることです。
このDVDを見た後はいつにも増して、家の環境を整えてあげたくなります。
家では出勤前など、急ぐことも多いのでこどもをせかしがちですが、こどもの気が散ってしまうような環境を与えているのは自分だなと反省させられます。
子供は動きやすい環境が整っていれば、自ら学び、動く力を持っているということを忘れないように、日々環境を整えていってあげたいと思います。
DVDを観てみたい方は、メルカリなどで販売されているものを利用されると良いと思います。
家でモンテッソーリを取り入れるためのコツは?
1.環境を整える
前のブログでも紹介させていただきましたが、子供がモンテッソーリの保育園に通い始めた1歳のころ、とても衝撃を受けたことがありました。
まだ1歳の息子が、脱いだ靴を自分で棚に入れ、靴下をケースにしまい、カバンを持って教室に入っていく、という流れがすぐできるようになっていました。
園長先生に「自分で全部するんですね、すごいですね!」というと、それにはやはり整えられた環境が必要とのことでした。
靴箱には子供サイズの長い椅子が並べられており、そこに座って靴の脱ぎ履きをします。
教室の前には、靴下を脱ぎ履き出来る小さな長椅子があり、その近くに靴下ケース、帽子入れが、子供の目線で並べられています。
まず子供に合った環境を整えてあげることが、モンテッソーリを取り入れていく上で、スムーズに進むポイントだと思います。
2.大人の子供への関わり方、声掛け
子供は凄い集中力を持っています。大人でもそうですが、何か物事に集中している時に、声をかけられたり中断させられたりするのを嫌います。
せっかく子供が集中して何かに取り組んでいる際、「すごいね!」など声掛けをしたくなるものですが、ここは静かに見守ってあげると良いみたいですね。
完成して子供から「見て!」と声をかけられて始めて、「上手にできたね!」など声掛けをしてあげると良いと思います。
また、私もやりがちなのですが、子供に返答してほしい時、子供の名前を呼んでもなかなか返事をしてくれないので、大声で呼ぶと子供がハッと気付く時があります。
それも今すぐ返答してほしいという大人の都合なので、せっかく集中して何かに取り組んでいる子供の集中を阻害せずに、最後まで見守ることができたらいいなと思います。
どうしても中断しないときは、「おかたずけして!」言うのではなく、途中になっているおもちゃをそのままの状態にしたまま次の行動に促します。
「また後でやるためにそのままおいておこうね!」と言うと、案外次の行動に移ってくれる場合もよくあります。
3.年齢に見合ったおもちゃ、又は教具
子供がおもちゃに集中して取り組むためには、年齢に見合ったものが必要です。
難しすぎても出来なくて悔しくて、取り乱してしまうこともありますし、簡単すぎてもすぐに飽きてしまいます。
またその子一人ひとり発達も違いますので、子供を良く観察して適切なものを選んであげます。
例えば、「あかーみどりー」など色に興味を示し始めたら、色うつしと言うモンテッソーリ教具があります。こちらの教具を使っていくと
色を認識し、色分けができるようになる
数を認識できるようになる
頓宮やお箸が使えるようになる
手を細かく動かすことで脳を刺激
集中力が高まる!
こんなにたくさんの成長が期待できます。
ティッシュを出し始めたらティッシュのおもちゃを与えたり、物をなんでも投げるようになってきたらボールを投げる遊びをするようにしたり、
親が困ってしまうような子供の行動も良く観察すると、なぜそういうことをするのか、またなんの敏感期なのかに気付くきっかけになりそうですね。
子供が興味を持ち始めたその時が始め時です!モンテソーリではそれを敏感期と呼びますが、その時期はこどもがやりたくて仕方ない時期なので、行動を行うことによってどんどん吸収していきます。
この今しかないこの敏感期を大切にしようと、子供をしっかり観察しし始めると、沢山の気づきがあり、子育てがより楽しくなってくると思います。
モンテッソーリを取り入れた子育てはどうしていいの?
モンテッソーリ教育の考え方の基本は
子どもには、自分を育てる力が備わっているということ
子どもは教えなくても自ら歩こうとしたり、自立に向かい積極的に成長・発達していく力「自己教育力」があります。
その力を発揮するためには、大人が指導するのではなく、子供を観察し、子供の発達に見合った環境を整えてあげることが大切です。
自発的な力を発揮できる環境で子どもはどんどん成長していきます。
日本の教育はまだまだ教え込むということが浸透しているので
集団で動き、そこに付いていけないと、その子は遅れていると判断されます。
先生がその子のことを、「できない子だから助けてあげないといけない」という目で見てしまい
その子は自分はダメなんだと、ますます自信を失い、大人に頼らないと生きていけなくなってしまいます。
モンテッソーリ教育では、その中にこそ個性を見出し、その子の得意な分野を発見し、伸ばしていこうとします。
それは、日々その子の成長したいという力を信頼し、その子をよく観察しているからできることです。
。
まとめ
モンテソーリを学んでいくと、子供は大人を何周りも成長させてくれる存在というのは本当だなと納得できます。
興味のある方は、是非一度モンテソーリの家に訪れてみたり、DVDで子供の家を覗いてみたり、本をよんでみてください。
人によって感動するところは違いますが、教育の素晴らしさを改めて感じられるかもしれません。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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