こどもに海外留学させたいなと考えている方は多いと思います
私もその一人、英会話が当たり前の世の中になってきたことや、日本以外の場所を早くから経験させてあげたい、英語を仕事に活かしてほしいなどいろいろあると思います
私は高校生・専門学校生、社会人になってからの3回の留学を経験しました
学生時代は休み期間を利用して短期留学、22歳の時に1年間留学しました
海外の学校に行きたいとか英語の仕事に就きたいとか、そういうような気持ちはあまりなく、ただいろんな国を見てみたい!いろんな国の人と交わってみたい!という単純な理由です
小学6年生の時に「将来の夢」を卒業文集に全員書いたのですが、みんなの書いているような夢はどうしても見つからず、「いろんな国に行きたい」と一人ちょっと拍子抜けたことを書いてしまいました
先生に呼び出されて「ここに書いたことはすごく重要なことだと思うよ!この夢はどういうことかな?世界一周をしたいということ?」と聞かれました
世界一周したいわけではなかったので、「いろんな国を見てみたい!」と答えたら、頷きながらニコッと笑って、「ok」と言ってくれました
その後、ここに書いたことはやっぱりか叶うんだ!と大人になってから思いました(笑)
こどもの留学どうする?
私の親は英語好きで、こどもは沢山の経験をした方が良いと思っている方なので、進んで留学へ行かせてくれました
初めて行ったのは高校生の長期休み期間1か月ほどの短期留学
滑り止めだった私立の高校で、こんなに素晴らしい経験が出来たことは幸運でした
また、従兄は高校卒業後、アメリカの大学に進学しました
親が教育にとても熱心でしたので、こどものために勧めた選択たっだようですが、海外に出たことがなくいきなり4年間の海外生活は耐えられずに辞めてしまいました
私の弟も私と同じように高校生の時に短期留学を経験しましたが、私の帰国後のような感動はなく、その後留学することもありませんでした
私の身近な経験からも分かるように、いくら英会話が重要で海外の体験はかけがえのないものと言われようが、人によってその受け取り方は全然違いますし、全ての人にとって有益かは分かりません
こどもが英語に興味がありそうだなと感じたなら、是非短期留学からでも留学を経験することは人生の可能性を広げ、一気に沢山のことを吸収し、かけがえのない宝物になります
ところが、こどもが全然英語に興味がなく、何か別の関心ごとに熱心に取り組んでいるところで行く留学は、せっかく取り組んでいることが中途半端になるので、そちらを磨くのが良いのかなと思います
興味が薄いけれど留学させてみたい場合は、一度2週間ほどの短期留学が良いかもしれません
その経験に感動し、海外の大学に行く方もおられました
英語や海外に興味がある子どもさんなら、是非1年以上の長期で多くの経験と英語の習得がおすすめです!
☆こちらは23歳のころ ニュージーランド北島ウェリントンでクリスマスホリデー
高校生の頃交換留学に来ていて 私の自宅にホームステイしていた友人に会いにいきました
行ってよかった!私の体験談
子どもが自立している
私は高校2年の時にアメリカへ短期留学しました
初めての海外でしたので、受ける刺激が一番大きく、本当に充実した短期留学でした
約1か月後日本に帰ってきた私の表情を見て、両親が驚いていました
顔がパーッと晴れやかに明るく生まれ変わったようなすっきりとした顔つきをしていたそうです
当たりはずれはありますが、私が滞在させてもらったホームステイ先は、一緒に行ったクラスメイトも絶賛するほどの、映画に出てくるような素敵な家庭が滞在先でした
両親に5人の子ども、犬が走り回れるほど広い庭付きのお家
私が一番驚き、ショックだったことは、日本とアメリカでは生活の仕方自体に大きく違いがあること
こどもが3歳ぐらいの小さい時から家の家事を分担し、自分の仕事として毎日当たり前のように行っています
家族が助け合い、日本の子供よりも自立しているように感じ、しっかりしているなと感じました
日本に帰ったら、私もこういう生活がしたい!と思い、日本で家事の当番表を作って実行し始めましたが、私以外誰もやらないので、母に「兄弟に無理やり押し付けるのは良くない」と却下されました(笑)
そろそろこどもに家事を分担してみようかな
長男はお手伝いが好きなので、冬休みを利用して少しずつ習慣化させたいです
こちらは高校生の時アメリカ カリフォルニアでのホームステイ
人との出会い
生きていると、「奇跡か!」と思うような出会いに遭遇することがあります
留学中も沢山の素晴らしい出会いを経験しました
唯一残念に思うことは、若かった当時は毎日を過ごすことに夢中で、過去の出会いをあまり大事にしていなかったこと
帰国後も長文の手紙を何度も送ってくださる方、電話をかけてきてくれる方が沢山いましたが、私は仕事に夢中でほったらかしな状態でした;
どの出会いも思い出せばきりがないぐらい素晴らしいのですが、そのなかでも特に印象に残っている出会いがあります
それはニュージーランドを一人旅している時、北島へ向かう船の中での出会いでした
ニュージーランドの景色は壮大で、心まで大きくなるような感動を感じます
ミルフォードサウンドは特に素晴らしいのですが、普通に船に乗っているだけでも景色を見ていないと勿体ないぐらい
☆この写真は飛行機からかな・・・
ずっと席に座っている方もいましたが、私はウズウズして到着するまでずっと甲板を歩き回っていました
風が気持ちよく目が合うとみんな挨拶してくれます
あまりにも何回も回っていたので覚えられて「また会ったね!」と声をかけられたりしました
そして、ボーイスカウトのようなグループで来ている団体のリーダーの方が話しかけてきてくれました
その方は、一人小学生高学年か中学生ぐらいの男のお子さんがいて、20人ぐらいの男の子が周りにいました
お子さんも気さくな方で、3人で立ち話をしていたら、楽しくてあっと言う間に時間が経ち私の降りる駅に到着しました
船の点検時間のため、30分後に船が出発ということでしたので、駅のカフェで少しお話しよう!ということになりました
私の日本でのお話や、お住いがあるウェリントンのことを教えてもらったり、このあとどこに行くのかと聞かれました
私は行き当たりばったりの旅でしたので、次は何に乗ったら目的地にの方向に行くのか質問したら、そこの駅まで一緒に行こう!ということになりました
船の出発に間に合うか心配だったのですが、駅まで送ってくれたあと、お別れをして超ダッシュで船へ向かわれました
その後どうなったかは、帰国後日本に3枚ぎっしりと書かれた手紙が送られてきました
会話より難しい英語で、全てを解読できなかったのですが;
あの後超ダッシュで走ったこと、船が見えた時に船に入る入り口が上がりかけていたこと、飛び乗って危機一髪で船に乗り込めたことがドラマティックに書かれていました
そしてあの出会いが素晴らしかったこと、本当に楽しい時間だったこと、若いのに一人で旅をしていることにも感銘したこと
今度NZに来られる機会があるなら、是非ウェリントンの自宅に遊びに来て欲しいということ、ウェリントンの街の様子、日本にも是非遊びに行きたいと書いてくれました
その手紙からいろんな思いが伝わってきて、感動しました
若い日の連絡不精な私は、手紙をおそらく返していなかったのですが、半年後、どうしていますかと、また2通目が来ました
手紙の内容は礼儀正しく、お子さんと私の思い出話を話して楽しんでいる様子まで伝わり、今思えば本当にありがたいことですが、当時は出会いが多すぎて処理しきれていなかったように思い出されます
英会話力は身に着く?
大学に留学
海外留学は、1年未満の短期留学、大学に留学、ワーキングホリデーなど選択肢もあり、海外の大学に進学するなどの場合は周りが現地の学生ばかりですので、毎日専門的で高度な英語を使うことになり、外部強制力もあるので英会話力ものびていきます
短期留学
1年未満の短期留学の場合、現地の語学学校に通うことになりますが、その場合は学校には日本人を含めアジア系の方が多く、よく見る風景は日本人が集まってしまうということです
せっかく日本を離れ、海外に来て英語習得の可能性があるのに、日本人同士で毎日集まっていてはもったいなという気がします
でも、多国籍の方と交流が出来たことは素晴らしい体験でした
中国、韓国、ロシア、ベトナム、タイ、スイス、ドイツ、ブラジル、サウジアラビア、オーストラリア、フランス、マレーシア、アイルランドなどの友達が出来、多国籍の持ち寄りパーティーなど楽しい思い出が沢山あります
また海外に姉妹校があり、1年間の交換留学制度を実施している学校もあります
私も選考に応募しましたが、全校生徒で5人ぐらいの応募でした
ワーキングホリデー
費用もかなり抑えることが出来、自分で生きていく力を身に付けることができるワーキングホリデーは、現地で働くことが出来るので英語習得にもお勧めです
語学学校に行くのも良いのですが、英語を使い仕事をすることで生きた英語を学ぶことが出来る上、こちらも英語を使わないと仕事ができないという外部強制力で習得が早くなります
日本料理店で働いている方が多かったです
私もワーホリで行く予定で進めていましたが、母が語学留学の方が安心だから語学留学なら1年行っても良いということでそのようにしました
実際現地に行ってみると、留学の滞在者向けの施設が結構あり、情報も沢山
途中で語学留学も飽きてきて、現地の方と交流する方が楽しくなって、昼間は働きたいという気持ちもあり、ワーホリで再度来ようかとも思いました
ワーホリでも案外支えてくださる方がたくさんいるので心強いです
現地ではフラットを探して滞在しますが、シェアハウスのような感じでとても楽しいです
共用部が広く多国籍の方と交流ができ、パーティーをよくやっていました
まとめ
ほかにも数えきれない素晴らしい出会いが沢山あった海外での日々は、私にとっていつでも思い出せる宝物となっています
一歩勇気をもって踏み出せば、素晴らしい出会いや素晴らしい沢山のことが待っていて、自分の周りが開けていき、新しい場所へ連れて行ってくれる
そういう感情をいつも持っているので、周りの方々から、その行動力の源は何??といつも驚かれます
帰国後は、本職エステと英語が両方生かせる全国展開のリゾートホテルに就職
英語が生かせる機会があると、ここぞとばかりに率先して使っていました
そんなことをしているとチップを沢山いただき、会計のかたが驚いていたこともあります
経験は何にも替えがたい宝物
もし少しでもこどもさんが興味を持ったなら是非体験させてあげてほしいです
☆これはお友達と2週間の旅に出かけた時の写真です